音大生あるある!音大卒業後進路の勘違い3選 〜相愛大学音楽学部で講演してきました〜

The following two tabs change content below.
白鳥さゆり

白鳥さゆり

ピアニスト/音大生キャリアの専門家/女性キャリアコンサルタント。音大を卒業し新卒でリクルートに入社、2016年に独立。リクルート在籍中に東京国際ピアノコンクールで1位を取る。/「ありたい人生を欲張りに」がモットー。/仕事、特技、趣味、恋愛、美容、全部全部自分のキャリアと捉えよう。全部両立しよう!

さゆり
私が登壇する直近のイベントを載せておきます!ぜひぜひ会いに来てねー♪  ※大阪開催

  • 6月4日(日)16:00〜18:00「FutuerPlanningセミナー」
    → 詳細はコチラ
    ”なんとなく今の仕事にもやもやしている” ”自分の本当にやりたいことを見つけたい” こんなことを考えている方へ♪

 

こんにちは、白鳥さゆりです♪

先日、大阪にある ”相愛大学音楽学部” で講演依頼を頂いたので、伺ってきました♪IMG_0020講演の様子。

あなたは、音大生の進路について、どんなイメージを持っているでしょうか?音大に通っているあなたは、卒業後に対して、ポジティブなイメージを持てているでしょうか?

今回は、先日私が相愛大学で講演させていただいた「音大生だからこそ、なりたい自分になれる」というテーマについてご紹介させていただきます。

講演後のアンケートでは「音大生で良かった、と思える講演でした。」「自分の視野が狭くなっていたことに気づきました。」「将来に対するもやもやが晴れた。」等、嬉しいお声をたくさん頂きました!

音大生は、一般の大学生よりも楽器の練習などで忙しい毎日を送っています。だからこそ、意識して将来について考える時間・向き合う時間を作らないと、気付いたときには手遅れ!ということになってしまう人も多いのです。

ぜひ、今回の記事を参考に、自分の将来と向き合うきっかけにして頂ければと思います♪

 

『音大生の勘違い3選』がメインテーマ

今回の講演では『音大生の勘違い』というテーマをメインに話を進めていきました。

昨年秋からキャリア支援をスタートして、100人以上の音大生・音大卒の方にお会いしてきましたが、そんな私が感じた「もったいない勘違いだなー!」と思ったことを3つにまとめました。

実は、私自身が在学中に正に勘違いしていたことでもあり、痛いほど気持ちが分かるのです!なので、勘違いしていた私がどうやって未来を切り開いてきたのか、という体験談も交えて、お話させていただきました!

①なぜ演奏家になるの?→好きだから。は間違っている!

StockSnap_FYZBN8FDKT

音大生と話していて「私は音楽で食べていきたいです!」と話す学生はとても多いです。「なぜ音楽で食べていきたいの?」と聞くと「演奏することが好きだからです!」と答える学生がほとんど。

実は、これは ”仕事” を選ぶ理由としては幼稚過ぎてアウトなんですね。

仕事って、一定数以上の誰かが、自分の提供するなんらかの価値(商品やサービス)を、お金を払って手に入れたいと思ってくれていて、やっと成り立つわけです。

極論、あなたが 好きなこと かどうかなんてどうでもよくて、あなたが嫌いなことでも、すてきな価値が提供できさえすれば、その価値がお金になって仕事になります。

この話は、ピアノとチョコレートを例に、以前も書きました。→「進路を選ぶ上では、ピアノもチョコレートも同じ」

好きだから、という理由で演奏家を仕事にしたい、という音大生のほとんどは、学生時代と同じように自分の好きな曲や勉強になる曲を練習して技術を向上させて、並行して自分の得意な曲でコンサートを開いて…こんなことを考えている人がとても多いんですね。

でも、本当に考えるべきは、
演奏機会を増やすには、演奏をどんな価値として提供したら、より多くの人に喜んでもらえるだろう?
どんな人が音楽を求めてお金を払ってくれるだろう?
どういう曲を演奏すればファンがつくのだろう?
自分に興味を持ってもらうには、どうやってSNSを使ったら良いのだろう?
実際、一回演奏したらどれぐらい稼げるのだろう?
しばらくはバイトとも両立しなきゃいけない?
バイトしながらどうやって練習と両立させようか?
みたいなこと。

こういう泥臭いことを考え抜いて、演奏という価値を世の中に提供していくべきなんです。大学時代にここまで考えて演奏家を仕事にする人って、ほとんどいないです。なんとなく、卒業してしまうんですよね。極端な話、フリーターとおんなじです。

だから、「演奏家は生計を立てられない」とよく言われるけど、実は「仕事してる演奏家が少ない」と私は思います。チョコレートばっかり食べている演奏家が多いんですよ。→ぜひ過去記事読んで下さい。「進路を選ぶ上では、ピアノもチョコレートも同じ」

仕事として捉えた演奏家って、場合によっては演奏する曲ってショパンのなんちゃら、じゃなくて、ディズニーとかジブリとか、みたいなこともあります。SNSだって、使いこなさないといけません。リアルな人脈も必要です。

こういうところまで考えて、改めて仕事としての演奏家になりたいか、想像してみてくださいね。

②音大生の就活は不利。は間違っている!

018434aa464621668920a7ea591e5d13_m

音大・音楽系学部からの就活が不利だと思っている学生さんはめちゃくちゃ多いです。

結論からお伝えすると、”音大生の就活は(ちゃんと活動すれば)有利” です!

ただ、音大生・音楽系学部生の多くは、就職活動に苦戦することが多いです。その理由は明確で「音楽を頑張るように、就職活動に打ち込めていないから」なんですね。

・音楽を続けないんだったら、どんな仕事についたって一緒。
・17時に帰られればどこでも良い。
・本当は音楽を続けたかったけど稼がなきゃいけないから嫌々就活している。
・音楽しかしてこなかったから、きっと社会は私のことを必要としていない。
・私は音大に行ったにも関わらず音楽を仕事にしないんだから、落ちこぼれだ。

こんなネガティブな気持ちで就職活動をしている人が多くて、結果的に自己分析や企業分析が疎かになり、就活に苦戦するんです。

でも、よく考えてみて下さい。

音大って、普通の文系大学よりも、大変じゃないですか!先生怖いし、レッスンあるし、練習しなきゃいけないし、試験だって競争だし、順位もつくし、やっぱり友達にも門下生にも負けたくないし。。。

そんなに頑張ってる大学生って、本当に少ないですからね!音楽を通して、あなたはとってもとっても成長しています。

音楽を通して成長した自分と向き合って、自分の将来ありたい姿を明確にして、それをありのまま就職したい企業にプレゼンできれば、そのへんの大学生よりも遥かに有利です!そんな悲観的に就職活動をする理由はどこにもないのです…!

私が就職活動をしていた2010年はリーマンショックという世界不況の最中、大手・中小企業関わらず軒並み新卒採用ストップや縮小をしていて、本当にお先真っ暗な就職活動でした。

当時の私は漏れなく「音大生は就活に不利だ!」と勘違いしていたので、音大卒×不況の二重苦で、だからこそ逆に「こ、これは、ちゃんと就活せねば…!」と震えるような思いだったことを鮮明に覚えています。

ある意味、この環境だったからこそ就活を頑張らざるを得なくなり、結果的に良かったと今では思ってます。

リクナビプレオープンと同時に、よく分からないけど目についたセミナーや合説に軒並みエントリー。時間の許す限り、就職に関する活動をしていました。

大学には大した情報が無かったので(音楽系大学は就職情報が皆無に近いです。)とにかく一般大学の学生と友だちにならなきゃ、と思い、毎回セミナーで両隣の学生には話しかけてアドレスを交換する、というルールも自分に課していました。

※リアルに就職活動で数百人の友達ができました…!

自己分析セミナーなどにも積極的に参加する中で、自分が音楽を続けてきた理由、何を得たくてここまで頑張ってこられたのか、自分はどういう状態にいることが心地いいのか、周りからどんな人間だと思われているのか、等、自分自身と向き合うことが増えました。

初めてだったんです、自分自身と向き合うことが。

それまでは、ベートーヴェンはなぜここをff(フォルティッシモ)したのだろう?ショパンはどういう気持でこの曲を描いたんだろう?バッハがこの曲を作った時の時代背景は?など、作曲家とばかり向き合っていましたからね。笑

そんなこんなで、音楽を通して成長した自分を見つけ、最終的にはそんな等身大の自分に自信を持って、素直に面接でぶつけることができるようになりました。

就活生のレベルはピンきりですが、人によっては話を盛ったり、嘘をついたり、就活のために急にバイトを頑張り始めてエピソードを作ったり、そんな大学生も少なくありません。

それに比べると、音楽で頑張ってきた経験は、自分の言葉でプレゼンできるようになりさえすれば、付け焼き刃で作ったエピソードとは比べ物にならないぐらい深く、企業からも評価されるのです。

結果的に、私は第一志望の会社に内定をもらうことができました。好景気には100人を超える新卒を採用していた企業でしたが、リーマンショックの当時は同期がたったの14人。有名大学の大学生ばかりでした。

荒削り過ぎる就職活動でしたが、「音楽をやっていた私でも、評価されるんだ…!」と、内定をもらった瞬間に大泣きしたことを覚えています。

③卒業後音楽の仕事に就かない=音楽を捨てた、は間違っている!

StockSnap_WVDNW0H57B

先程の就活の話でも出てきましたが、卒業後、演奏家というカタチで音楽を続けないことに対して、とてもネガティブなイメージを持っている学生がとても多いです。

それもそのはず、楽器を教えてくれる教授からは「とりあえず、卒業して結婚して、好きなようにピアノを続けたらいいじゃない」なんて無責任なアドバイスをされ続け、大学内の同級生や先輩後輩からは「音楽以外の進路を選ぶ= ”離 脱 者”」という目で見られる恐ろしい空気があります。

レベルの高い音大ほど、音楽留学・大学院進学・オーケストラ就職・フリーランス演奏家、という類の進路以外を、”離脱者” としてみなす風潮があります。学生同士だけでなく、先生からも漏れなく、同じような目で見られます。

結果、「音楽の仕事に就かなければならない!音楽の進路を選ばねばならない!」と視野が狭くなってしまう学生が多いのです。

これは、音大独特の風潮であり、かなり個性的だということを、私自身も卒業後に初めて気づきました。体育会で寝る間も惜しんで野球を続けてきた人が全員野球選手になるわけではないし、法学部の学生が全員弁護士を目指すわけでもないです。

でも、野球部出身の人がサラリーマンになって、週末は地元の草野球で監督兼プレーヤーをして活躍している、なんて人はたくさんいるんですね。

音大生だって、音楽との関わり方は自由だし、自分の理想のライフスタイルに合わせて、好きな濃度で音楽を続けていけば良いと思います。

私自身、新卒でリクルートという超絶忙しい会社で働きながら、ピアニストという肩書を名乗って、ピアニストの活動を続けていました。

働きながら出場したコンクールで、優勝もしました。→「リクルートで働きながら、コンクールで優勝した話。」

私の同級生たちも、演奏家以外の仕事に就いた子はいますが、「私は音楽を捨てたから」「私には時間がないから」と色んな言い訳をして、あんなに好きだった楽器をほとんど触らなくなってしまった人も多く、とても残念に思ったりします。

せっかく好きになった音楽、せっかく青春時代を捧げて頑張ってきた音楽、自分がどんな人生を選ぼうとも、ずっと相棒として付き合っていけたら良いな、と私は思います♪

その選択肢と権利は、他の誰でもない、あなたにあるのです。

行動した先にしか、幸せな未来はない

StockSnap_T8SL0L4ZVL

今回相愛大学での講演では、「将来に向けて、行動し続けて欲しい」ということを一貫して伝えながら、お話をさせていただきました。

上記でお伝えした「音大生の勘違い」を読んだだけでも、新しい気付きや、視野の広がりを感じてくれた方もいると思います。

もっと仕事としての演奏家について知りたくなりましたか?就活を視野に入れてみようと思いましたか?会社員をしながら音楽を両立する道を模索してみたいと思いましたか?

自分の「感じたこと」をしっかりと受け止めて、行動に移して欲しいのです。

・先輩に話を聞いてみる
・googleで検索してみる
・活躍している演奏家のコンサートに行ってみる

こんな小さなこと、簡単なことからで、良いんです。

相愛大学の学生さんは、「就活に興味があったから、リクナビに登録して何かエントリーしてみます!」「実はアルバイトを経験したことがなくて…まずは社会を知るために、練習の妨げにならない範囲で、アルバイトをしてみます!」という風に、次の行動を発表してくれました♪

自分にも、他人にも、負けないで

StockSnap_56R2A4UJYN

行動することが見つかった瞬間、「練習時間なくなるから不安」「先生にバレて怒られたらどうしよう」「友達になんて思われるかな?」と、不安な気持ちがこみ上げてくると思います。

私自身もそうでした。

就活。やったこともない人から「音楽系は不利だ」と傷つけられたこともあったし、リクルートスーツで大学に行くのもすごく恥ずかしかった。うまくいかない言い訳はいくらでも作れた。

会社員と演奏家の両立。これも、やったこともない人から「忙しいからそんなの無理だ」と言われたし、毎日練習できないのにコンクールに出るなんて無謀だと無関係な人から怒られたこともあった。

それでも、やってみたいと思ったから、行動してみたんです。

音大生にとって、楽器の練習をすることは当たり前で、習慣になっていること。練習だけし続ける4年間は、実は精神的には楽なことなんです。(練習はしんどいですけどね。)

だからこそ、自分にも他人にも負けず、練習の合間を縫って、将来に向けた行動を、少しずつしていって欲しいと思います。

感じたことを素直に受け止めて行動する、これを繰り返すことで、必ず将来進みたい進路を見つけることができます。

わたしたちは「これだ」という進路を見つけられたら、とても強いんです。だって、努力するという1番大事な能力をすでに持っていますからね♡

LINEでいつでも無料相談受け付けています♪

16143339_1253233691422465_8627035902753145899_n

現役の音大生・音楽系学部生、20代の音大卒業生向けに、無料でLINE相談受け付けています♪

ぜひこちらから登録してねー♡

The following two tabs change content below.
白鳥さゆり

白鳥さゆり

ピアニスト/音大生キャリアの専門家/女性キャリアコンサルタント。音大を卒業し新卒でリクルートに入社、2016年に独立。リクルート在籍中に東京国際ピアノコンクールで1位を取る。/「ありたい人生を欲張りに」がモットー。/仕事、特技、趣味、恋愛、美容、全部全部自分のキャリアと捉えよう。全部両立しよう!

あなたのLINEに最新情報をいちばんにお届けします!

  • イベントなどのお知らせをいち早くゲットしたい
  • 将来について個別に相談したい
  • 恋愛の悩みを解決して欲しい
  • パートナーともっと上手に関係構築したい
  • 人間関係について客観的な意見が欲しい etc.

    そんなあなたは、ぜひ登録してみてください♪

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    白鳥さゆり

    ピアニスト/音大生キャリアの専門家/女性キャリアコンサルタント。音大を卒業し新卒でリクルートに入社、2016年に独立。リクルート在籍中に東京国際ピアノコンクールで1位を取る。/「ありたい人生を欲張りに」がモットー。/仕事、特技、趣味、恋愛、美容、全部全部自分のキャリアと捉えよう。全部両立しよう!